犬の結石について
結石にはいくつか種類がありますが、犬の場合はほとんどの場合は「ストルバイト結石」か「シュウ酸カルシウム結石」です。
カンタンに説明しますと、ストルバイト結石は細菌が原因となるケースが多く、シュウ酸カルシウム結石は食事が原因になるケースが多いです。
いずれにしても、下記の方法で改善するケースが多いのでお試しください。
できるだけ水分を多く飲ませる
水分を多く取ることによって、結石の原因となる細菌やミネラルが流れやすくなります。できるだけ多くの水分を取らせてあげてください。
ワンちゃんが自分からあまり水を飲まない場合は、ドッグフードをお湯でふやかせて食べさせてあげるか、水分の多いレトルトフードをドライフードに混ぜて食べさせてあげるようにしてください。
手作り食の野菜のトッピングを控える
ドッグフードとは別に、トッピングとして野菜を食べさせている方もおられると思います。少量であれば問題ありませんが、症状が出ている間は手作り食の野菜のトッピングを控えてください。
控える野菜は、キャベツ、ほうれん草、レタスです。ドッグフードの原材料として野菜が入っているレベルは問題ないです。あくまで、トッピングとして手作りで追加している場合は控えてください。
以前に何度も結石を繰り返すワンちゃんの飼い主様から相談を受けました。獣医さんも原因が特定できなかったのですが、良く話を聞いていると、毎日ドッグフードの上にほうれん草を湯がいたものを大量に乗せているとの話でした。ほうれん草をトッピングするのを中止していただきましたら、それ以降結石の症状は出なくなりました。
もちろん少量や毎日でなければ大丈夫ですが、毎日の大量のほうれん草・キャベツ・レタスをトッピングして食べさせることは結石の原因になりますので控えてくださいね。
ドッグフードを変更する(ただし、療法食は避ける)
ドッグフードの原材料を見て、人工的なミネラルやビタミンなどが入っているフードは控えてください。ドッグフードの原材料の表示をご覧頂くとすぐに分かると思います。不自然にビタミンやミネラルなどが添加されているフードは避けてください。普通の食材のみで作られているドッグフードを食べさせてあげてくださいね。病院で薦められる療法食は原材料自体が良いものではないので、避けたほうが無難です。