人間だけじゃない!花粉症のワンちゃん急増中!
大変だ!ワンちゃんの花粉症
近年、花粉症のワンちゃんが急増しています!ある研究チームの調査によると、この10年でアレルギーで動物病院に来院するワンちゃんが10倍に増えたという報告があります。
人間の花粉症は、スギやヒノキなどが原因になることが多いですが、ワンちゃん達は、ブタクサなどのどこにでも生えている雑草が原因になることが多いようです。
また、症状も人間のようなくしゃみや鼻水、鼻づまりではなく、皮膚に症状が出ます。特に毛の少ない口や目の周り、耳、脇、足先にかゆみや湿疹が出ます。体をしきりに舐めたり噛んだりしているワンちゃんは、花粉症かもしれません。
花粉症にかかりやすい犬種とは
ペットの保険会社の調査によると、花粉症になりやすい犬種は【テリア系】や鼻の短い犬種に多いようです。
【花粉症の発症率が高い犬種ランキング】
(1位) ウエストハイランドホワイトテリア
(2位) フレンチブルドッグ
(3位) ワイアーフォックステリア
(4位) 柴犬
(5位) シーズー
花粉症対策は?
花粉症の対策は、人間同様にできるだけ花粉が体に付かないようにすることが大切です。
1.花粉の飛散が多い午前中のお散歩は控える。
2.お散歩のときに洋服を着せ、花粉を体につきにくくする。
3・お散歩ルートに気をつけ、草木の多い場所を避ける。
4.お散歩後は、濡れたタオルやウェットシートなどで体を拭いたり、ブラッシングして体の花粉を落とす。
上記の対策をしていただくことが効果的ですが、楽しいお散歩の時間が少し窮屈になってしまいます。
そこで、日常の対策として、シャンプーの頻度を少しだけ多くして、皮膚を清潔に保ってあげてくださいね。
手作りごはんを食べさせている方は、花粉の時期はゆでたほうれん草などの「セラミド」を多く含む食材を加えて、外からの皮膚への刺激を体の中から少しでも防ぐことも効果的です。
また、花粉症は品質の悪いドッグフードによって、アレルギー体質になることが多いですので、日常的に品質の高いドッグフードを食べさせてあげることが大切な予防方法となります。