
「こんにゃくはカロリーが低いからダイエットによさそう?」
「弾力があるけれど、丸呑みしても平気?」
「こんにゃくゼリーを落としてしまった」
このように気になる飼い主の方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、こんにゃくは、細かく刻んで少量なら与えられますが、積極的に与える食材ではありません。栄養がほとんどなく、消化もされません。こんにゃくゼリーは窒息の危険があるため与えないでください。
犬にこんにゃくを食べさせてもいい?
こんにゃくはこんにゃく芋から作られる食品で、大部分が水分と食物繊維(グルコマンナン)です。毒性はありませんが、次の点に注意が必要です。
消化されません。犬は食物繊維を分解する力が弱く、こんにゃくはほとんどそのまま排出されます。栄養源にはなりません。
喉に詰まりやすい形状です。弾力が強く、噛み切りにくいため、犬が丸呑みすると喉や消化管に詰まるおそれがあります。与えるなら細かく刻んでください。
与えすぎると下痢をします。食物繊維が多いため、量が増えると便がゆるくなります。
「低カロリーだからダイエットに」と考える方もいますが、満腹感のために消化できないものを与えるのは、犬の胃腸には負担です。体重管理は療法食や食事量の調整で行ってください。
こんにゃくゼリーは与えない
こんにゃくゼリーは犬に与えないでください。普通のゼリーと違って口の中や体温で溶けず、そのままの形で喉に詰まります。人でも窒息事故が繰り返し報告されている食品です。
砂糖や果汁も含まれており、栄養面でも与える理由がありません。床に落としたものをすぐ拾える場所に置かないでください。
味付きこんにゃくの注意点
玉こんにゃくは、しょうゆやだしで煮含めて味をつけた食品です。丸い形状はとくに丸呑みしやすく、塩分も加わります。犬には向きません。
赤こんにゃくは三二酸化鉄で色をつけた滋賀県の名物です。着色料そのものは食品添加物として使われるものですが、犬にわざわざ与える理由はありません。味付けされた状態で供されることも多い食品です。
与えるときの量の目安
与えるとしても、味をつけずに下茹でしたものを細かく刻んで、小型犬ならひとつまみ程度にとどめます。丸のまま、大きな塊のままは絶対に与えないでください。
はじめて与えるときはごく少量にして、便の状態を確認してください。
犬がこんにゃくを食べてしまった場合
刻んだこんにゃくを少量食べた程度であれば、多くの場合は様子を見て問題ありません。
大きな塊やこんにゃくゼリーを丸呑みした場合は、すぐに動物病院へ連絡してください。えづく、よだれが多い、呼吸が苦しそう、吐こうとしても出ないといった様子は、喉や消化管に詰まっているサインです。
味の濃い煮物を食べた場合は、水を飲めるようにして様子を見て、下痢や嘔吐が続くようなら受診してください。
犬の食事は犬用フードを基本に
犬に必要な栄養は、総合栄養食の犬用フードで満たせるように設計されています。こんにゃくから摂れる栄養はほとんどなく、与える必要のある食材ではありません。
体重が気になる場合は、こんにゃくでかさを増すのではなく、かかりつけの動物病院に食事量や療法食を相談してください。
ここまで記事をご覧いただきありがとうございます。
犬の健康は一つの要素だけで決まるものではありません。体質や生活環境、日々の運動量、日常のケアなど、さまざまな要素が関係しています。その中でも毎日の生活の中で続けていくものが食事です。
日々の食事は体調や毛並み、活動量などにも関係してくると考えられています。愛犬の健康管理を考えるうえで、食事内容を見直すことは大切なポイントのひとつです。
ただし、現在与えているドッグフードで体調が安定している場合は、無理に変更する必要はありません。愛犬の様子を見ながら、その子に合った食事を選んでいくことが大切です。
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