このページでは犬の交配について説明いたします。
犬の交配時期
犬(メス犬)の妊娠可能な時期は1年に2回あります。
発情(生理)が始まって、11日目くらいと13日目くらいに交配するのが一般的です。
ただし、個体差もありますので、妊娠可能な時期は生理が始まってから獣医さんでチェックしてもらうことができますので、初めての方などは獣医さんで適切な時期を診断してもらうのもいいと思います。
交配時期の目安としては、出血が始まってから11日目と13日目くらいに2回交配します。
犬の妊娠期間は約63日くらいです。
メス犬は生後9ヶ月前後で1回目の発情(生理)がきます。(犬種によってはもっと早い場合もあります) この発情(生理)のことを「ヒート」という場合もあります。
1回目の発情のときは交配しないほうが望ましいです。
絶対にだめというわけではありませんが、人間で言えば、中学生や高校生が妊娠するようなものなので、ちょっと負担が大きい場合があります。ですので、その半年後に発情がきますので(1歳ちょっとくらい)、そのときに交配するのが良いと思います。
交配はオス犬が慣れている場合は、自然に交配されることも多いですが、上手く行かない場合は、経験のある方に手伝ってもらうといいでしょう。
犬の交配料金の支払いはどうする?
交配料金などはさまざまです。
多くの場合は交配料金を支払って交配してもらうか、交配料金は支払わずに、子犬が生まれたら、1頭、交配してもらった方に差し上げるという形かのどちらかが多いです。
子犬を1頭差し上げる場合は、1頭しか産まれなかった場合や、希望の性別が産まれなかったときなどに結構トラブルも多いので、私は個人的には交配料金を支払う形がいいと思います。
なかには交配しても妊娠しない場合もありますので、その場合の多くは、半年後にもう1回、無料で交配してもらえるのが一般的です。ただし、このあたりは、交配してもらう方とよく話し合った上で、交配してくださいね。再交配を受け付けない方もおられますので。
犬の交配相手の見つけ方
交配相手の見つけ方は、これが一番難しいのですが、知人や、犬仲間から紹介してもらったり、動物病院で紹介してもらったり、ペットショップなどでも紹介をしているところもあります。また、犬の雑誌などで交配を募集している方もいます。いずれにしても、交配相手を絶対に自分で見てから交配をお願いしてくださいね!交配相手を見ずに交配するということは、危険です。交配することによって、病気をもらってくることもよくありますし、性格のきつい(よく噛む)子なども多いです。大きさも、標準よりも極端に小さかったり、大きかったりということもありますので、必ず、実際に確認してから、交配してもらいましょう。
また、交配相手に必ず、血統証の有無を確認してください。
自分の持っている血統証と同じ種類かどうか。違う種類の場合は、血統証が発行されるかどうかなど。
交配相手がJKCという血統証を持っていれば、基本的は大丈夫です。
交配相手がKCJの血統証を持っている場合で、自分がJKCの血統証の場合は、JKCの血統証は申請できませんので、ご注意下さい。そのあたりは、交配者の方がよくご存知だと思いますので、よく聞いてくださいね!日本犬の場合は日本犬保存会という血統証が一般的です。
また、オス犬の交配可能な時期も血統証発行団体によって違います。
例えば、JKCだと、9ヶ月未満の犬は交配して子犬が生まれても血統証は発行されません。
日本犬保存会の場合は、7ヶ月未満は発行されませんので、よく確認してくださいね!
犬の交配料金の目安
あと、交配料金はこれは、血統や犬種、交配者の方によって本当に違います。
もちろん、ドッグショーのチャンピオン犬の場合は、すごく高い場合があります。
平均的にミニチュアダックスでペットタイプなら3万円前後だと思います。
大型犬で交配の難しいものは10万円位する場合もありますし、これも価格があってないようなものあので、繁殖家さんによっては、1万円くらいで交配してくれる方も多いです。ある程度は、定価がないので交渉によります。また、交配中に預かってくれる場合などはその費用などもかかる場合もあります。
ちょっと、言い忘れましたが、血統証がJKCの場合はオス犬がDNA登録していないと血統証が申請できませんので、生後9ヶ月以上経っているかとDNA登録しているかの2点は必ず確認してくださいね!
以上カンタンに、交配のことについて記載しましたが、子犬を産ませる場合は、必ず、子犬の貰い手などを事前に計画してから、交配してくださいね。
例えば、1頭、自分の家族の跡取りとして子犬が欲しい場合などは、残りの兄弟の子犬の行き先などをある程度決め手から、交配してくださいね。
現在では、免許(保健所への届け出)がないと子犬はペットショップにも売ることができませんし、インターネットでも販売できません。もちろん、個人売買も免許がないとできませんので、しっかりと計画の上、交配をお願いいたします。軽はずみな気持ちでの交配は避けてくださいね。出産時に難産で母犬がなくなることもゼロではありません。安易には交配しないでくださいね!