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犬にしめじを食べさせてもよいのか?

しめじ

犬にしめじを食べさせても大丈夫!

きのこ類の1つのしめじですが、加熱すれば犬に食べさせても大丈夫です。しめじには、犬の健康にもよい栄養成分が多種入っています。

ところで、しめじ、と言えば「本しめじ」という天然モノと、人工栽培の「ぶなしめじ」がありますよね。ほんしめじは秋が旬の高級食材ですが、ぶなしめじには旬がないので1年中手に入り、安価なのが特徴です。

ここでは、本しめじほど苦味がなくてポピュラーな、ぶなしめじを犬に食べさせることを前提としてお話しをすすめていきますね。

はたして、しめじにはどんな栄養成分が含まれているのか、犬の健康にはどのように役立つのでしょうか。注意点も併せてお伝えします。

しめじの栄養と犬に期待できる健康効果

しめじはカロリーが低いし、大して栄養も入っていないのでは?と思いがちですが、意外や意外、犬の健康を強力にサポートする、いろいろな栄養成分が入っているのです。

しめじのβグルカンで免疫力アップ→ご長寿にもつながる!

しめじには、食物繊維のβグルカンが含まれています。βグルカンは、免疫力(※)を活性化する働きを持っているため、犬のアレルギーや皮膚病対策、花粉症、ガンに負けない元気な身体づくりに有益な成分です。また、βグルカンは免疫力に直結する、腸の力を高めます。

※免疫力とは、ウィルスや細菌、病気などに対抗し、身体を守ろうとする力のことを言います。

免疫力の向上は、犬の健康と長生きに欠かせない重要ポイントです。免疫力が下がると、皮膚病や自己免疫性疾患、甲状腺機能障がい、ガンなど、様々な病気にかかりやすくなってしまいます。結果として、寿命が短くなる可能性も。

しめじのビタミンDは骨や歯の質を高める

しめじに含まれるビタミンDには、腸管内でカルシウムの吸収を促進する働きがあるため、犬の骨や歯の質を高めるのに欠かせません。

また、血液中のカルシウム濃度調整にもかかわっており、筋肉の収縮や神経の伝達を正常に行う働きを持っています。

高齢犬では、ビタミンDの血中濃度が低いケースが1割以上もみられるそうです。ビタミンD不足は、筋力の衰え、骨折の一因になるとも考えられています。

しめじのエルゴステロールも骨の健康に役立つ

しめじには、太陽の光を浴びることでビタミンDに変換される、エルゴステロールが含まれています。骨の健康やカルシウム濃度を適切に保つために必要です。しいたけ同様に、食べる前に天日干しするとよいですね。

また、最近では、犬も日光浴をすることでビタミンDが作られるのではないか、という考え方もあります。

ビタミンB1、B2で疲れにくい身体づくりを

しめじには、ビタミンB1やB2が豊富に含まれています。ビタミンB1は、食品に含まれる糖質をエネルギーに変える際に必要です。食べた物がしっかりとエネルギーになることで、スタミナがアップして疲れにくくなります。

ビタミンB2は、糖質、脂質、タンパク質をエネルギーに変える際に必要です。特に、高いエネルギーを生み出す脂質の代謝をサポートするので、持久力を高めます。ほかにも、健康な被毛を生み出す働きも持っています。

ビタミンB1やB2が不足して変換が上手くいかなくなると、疲労が蓄積されやすくなったり、筋肉の機能が低下したりします。

アミノ酸のリシンで全身の健康を維持

しめじには、犬にとって必須アミノ酸の1種、リシン(リジン)が含まれています。リシンはタンパク質の構成要素にもかかわらず、とても不足しやすい栄養素です。また、リシンは犬の体内で合成できないため、食事から摂る必要があります。

リシンには、細胞などの成長や修復に関する働きや、免疫力を高める働きがあります。さらに、カルシウムの吸収やホルモンバランスにもかかわっています。アミノ酸は、臓器から皮膚、筋肉、被毛に至るまで重要な役割を持っているので、全身の健康維持に欠かせません。

犬の体内でアミノ酸が不足すると、体重の減少や疲労感、食欲低下などが見られ始めます。品質の悪いドッグフードでは、リシンを含むアミノ酸が不足しがちなので注意が必要です。

手作りフードの場合でも、長時間高温にさらすとアミノ酸鎖が変化して品質が下がるので、数分から20分以内の調理時間に留めましょう。

オルニチンで肝臓も元気

オルニチンもアミノ酸の1つですが、犬の必須アミノ酸10種のようにタンパク質と結合することなく、単体で存在する遊離アミノ酸に分類されています。

オルニチンは、肝臓で重要な働きを果たしています。食事を摂ると有害なアンモニアが発生しますが、それを無毒な尿素に変えて解毒する働きです。犬の肝機能を正常に維持し、疲労回復の味方となります。加齢とともに減ってくるので意識して摂りましょう。

食物繊維でお腹も身体もスッキリ

しめじに含まれる食物繊維は、腸内環境を整えて老廃物を排泄するのに役立ちます。しめじの見た目からは想像しにくいのですが、意外なほど食物繊維量が多いのも特徴です。

しめじの食物繊維量を、食物繊維たっぷりのさつまいもや、レタスと比べてみます。(100g中)

しめじ100gは、スーパーで売っている1袋程度。さつまいも100gは、1.5cm幅が約2切れ分。レタス100gは約1/3玉分です。

しめじ:水溶性食物繊維0.3g+不溶性食物繊維3.4g=3.7g
さつまいも:水溶性食物繊維0.9g+不溶性食物繊維1.8g=2.8g
レタス:水溶性食物繊維0.1g+不溶性食物繊維1.0g=1.1g

しめじ1袋分には、さつまいも2切れ分の約1.3倍、レタス1/3の約3.3倍と、かなりの食物繊維が含まれていることがわかりますね。

食物繊維は便秘解消だけでなく、コレステロール量の調整や血糖値の上昇を抑えるので、適量を犬に食べさせることは大切です。

犬にしめじを食べさせる際の注意点

犬にしめじを食べさせる際の注意点で、難しいことは何ひとつありません。最低守らなければいけないのは、かならず加熱調理してから食べさせること。

アミノ酸を効果的に摂るために長時間加熱し続けることは避け、水溶性のビタミンB1やB2が流出している茹で汁も一緒に食べさせるとよいでしょう。

もう1つ気を付けたいのは、しめじには食物繊維が多く含まれているので、たくさん食べ過ぎると下痢する可能性がある点。しめじを犬に食べさせる際は、食物繊維を断ち切るように細かくカットしたものを、少しだけ食べさせてあげましょう。

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