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犬に山芋を食べさせてもよいのか?

山芋

健康な犬には山芋を食べさせても大丈夫!

山芋には、ヌメリ成分などの栄養が豊富に含まれているため、古くから滋養強壮によいことで知られています。

結論からお伝えすると、健康な犬には山芋を食べさせても大丈夫です。

ところで、山芋を調理している間に、手がチクチクして痒くなることがありませんか?

実は、チクチク成分がワンちゃんによっては合わないことがあります。

また、病気を抱えていると、山芋に含まれる成分で体調が悪くなることがあるので注意が必要です。

そこで今回は、山芋に含まれる栄養や犬に期待できる健康効果を始め、チクチクの正体や注意点などについてお話しします。

山芋が含む栄養成分と犬に期待できる健康効果

山芋のヌメリ成分で便秘解消

山芋独特のヌメリ成分には、便をスムーズに排泄する働きや、糖質の吸収を抑える働きがあります。ほかにも、胃粘膜の保護や修復にも役立ちます。

犬も便秘をすることがありますよね。そんなときは山芋を少量食べさせて、早めに便秘を解消してあげましょう。

山芋のアミラーゼで胃粘膜を守る

山芋には、消化酵素の1種のアミラーゼが含まれています。

アミラーゼは、米やイモ類、小麦などに含まれる、デンプンの消化吸収を助け、栄養の吸収をサポートする働きを持っています。

アミラーゼは胃腸薬にも利用される成分なので、胃もたれや消化不良の予防が期待できます。

山芋のカリウムでむくみ予防

山芋にはミネラルの1種のカリウムが多く含まれています。

カリウムは、体内の余分な塩分を排泄し、むくみを予防する働きがあります。

山芋でビタミン類も補給できる

山芋には、ビタミンB群のパントテン酸やB1、B6のほか、ビタミンCなども少量含まれています。

ビタミンB類はタンパク質や糖質、脂質などの分解をサポートし、効率よくエネルギーに変えるのに役立ちます。

また、疲労回復効果や免疫力の向上効果もあるので、犬の健康に欠かせないビタミンです。

ビタミンCには細胞が傷付くのを防ぐ抗酸化作用があり、老化予防や免疫力向上効果などが期待されています。

山芋のアルギニンで滋養強壮

山芋には、滋養強壮によいアルギニンが多く含まれています。

アルギニンはアミノ酸の1種で、体内で発生する有毒なアンモニアを解毒するほか、血管拡張効果により血流を高める効果があります。

さらに注目したいのは、アルギニンが成長ホルモンの分泌を促進する点。成長ホルモンは成犬になっても分泌されていて、免疫力向上や筋肉を強くする働きがあります。

いつまでも愛犬ちゃんが元気で過ごすためには、免疫力や筋肉の強さが必要です。

山芋のチクチクの原因はシュウ酸カルシウムにあり

山芋の皮付近に含まれる、シュウ酸カルシウムという針状をした物質がチクチクの原因です。

調理中に針状の結晶が砕けて皮膚に刺さるため、チクチクとした痛みや痒みを感じるのです。

この状態はアレルギーを起こしている訳ではありません。単なる刺激による痛みや痒みになります。

万が一、飼い主様が山芋を触っただけなのに嘔吐や蕁麻疹などが起きた場合は、アレルギー反応の可能性が高いので病院で診察を受けてくださいね。

飼い主様だけでなく、愛犬ちゃんもアレルギーを起こす可能性があるので注意してください。

チクチクの原因となるシュウ酸カルシウムは、酸や熱に弱い性質があります。手に刺激を感じた際は、すぐにお湯で洗い流すか、酢水に手を浸すなどして対処しましょう。

ボールに酢水を用意しておき、時々手を浸しながら調理するのがおすすめです。山芋のチクチクを完全に予防するには、ビニール手袋を装着して調理するとよいですね。

また、生の山芋を犬に食べさせるなら、細かくカットしたものを酢水にサッとくぐらせておきましょう。その後に水で酢を洗い流せば大丈夫です。

犬に山芋を食べさせる際の注意点

病気や皮膚が弱い犬には山芋は食べさせない

冒頭でお伝えしたように、山芋を食べさせても大丈夫なのは、健康なワンちゃん限定です。

山芋にはカリウムが多く含まれているので、腎臓などに病気を抱えている犬には食べさせないでくださいね。

また、皮膚が弱い犬やなんらかのアレルギーがある犬にとって、シュウ酸カルシウムが刺激となる可能性があるので、山芋を食べさせないほうがよいでしょう。

山芋を加熱したほうが安心

山芋は生でも食べられるのが特徴ですが、犬に生で山芋を食べさせる際は、アレルギー体質でないことが前提です。

生の山芋には針状結晶のシュウ酸カルシウムが含まれているので、愛犬ちゃんに食べさせる際は加熱してからのほうが安心です。

加熱することで山芋のデンプンが変化して、ホクホクした食感になります。ただし、加熱によって消化酵素の働きは失われてしまいます。

山芋を犬に生で食べさせる際には少量に留め、アレルギーが出ないか、痒がらないか、口の周りに付着したままになっていないか、大きさは適切かなどを確認してくださいね。

山芋のカロリーにも注意

山芋はジャガイモの約1.4倍程度と、カロリーが高いのが特徴です。

長芋約5cm(100g)あたりのカロリーは約100kcalもあるので、小型犬には多過ぎますよね。肥満や栄養の偏りを防ぐためにも、ひと口程度に留めましょう。

山芋の特徴を知って、上手に活用してくださいね。

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